あとがき



よう、や、く、終わりました。
ってくらい、時間がかかりました。ええ。
初めて漫画専用ソフトで主線からの作成(今までは主線等をアナログ作成)
ということもありつつも、一番かかった理由は内容です。
台詞まわしや話のまとめ方に何十回(←本当)も書きなおしたのが原因です。


このお話は、「無力さ」がテーマです。
新社会人の方をはじめとして、自分に無力さに対する憤りを
日常的に感じ、苦しんでいる人を応援したくて描いたものです(不発くさい)。


では、この作中で「無力さ」を感じていたのは誰か
となると、七菜子ちゃんと録助さんの、2人です。

七菜子ちゃんは、はっきり申し上げると、ほとんどの能力が中の下以下です。
良い所をあげるならば、転んでも、人のせいにせず、逃げず、また起き上がるところ。
(なので、橋の上で別に彼女は自殺をしようとは考えていた訳ではありません)
ただ、それが逆に彼女を必要以上に追い詰めてしまうことになっていました。


録助さんについては・・まずフルネームが
梁田 shannon 録助  ( やなだ シャノン ろくすけ )
です。「shannon」はミドルネーム、つまりハーフさんです。
作中で自殺した女性は彼の母であり、それ以来
彼はあの橋にとどまる人に声をかけつづける人生を送っています。


七菜子ちゃんは、録助さんのやさしい言葉に
録助さんは、笑顔で母が逝ったあの橋の上で
自分を諦めずに必死に生きようとする七菜子ちゃんの姿に
救われたのだと思います。



画力や話運び等、どこも悔いが残る内容ですが、
一番悔いが残っているのは、録助さんがなんか大人な感じに
なっているのが気に入りません(ぇ)
良い感じにつくろってますが、もっとみっともない大人です(ぇえ)
敬語を使っているのは、営業中だからなだけで。
若いころは、色々と、ほんとうに、荒れてましたし。
欠点も色々あります。そこらへんも日記漫画とかで上げれたらいいなと。
あの髭だって、年の割に(32)童顔が厭だからとかではやしてるだけです。
(ちなみに自毛が明るいので髭の色も当然明るいのですが
漫画が白黒なので黒でかかせてもらいました)



では、長くなりましたがここで失礼します。
ここまで読んでくださって、ありがとうございました!




2011.05.29up